<高校野球埼玉大会:大宮南2-1聖望学園>◇11日◇2回戦◇大宮公園野球場

最後の夏は初戦敗退で幕を閉じた。聖望学園の柳京四郎主将(3年)は「チームを立て直せず負けたのは自分の責任もある」と目を赤くした。

腰痛を抱えながら3番中堅手で先発したが、2打数無安打。4回守備では左翼手と交錯し、6回に代打を出された。交代後はサポートに回り、ベンチ最前列で仲間を鼓舞した。

豪雪地帯の新潟・十日町市出身。雪深い土地柄の影響か、我慢強く真面目な性格で、全体練習後も室内練習場でただ一人、納得のいくまでコーチとバットを振り続けた。全体練習前にした自主練習で額を汗で光らせることもあるが「今日は特に暑いですから」。努力を表に出さない練習の虫だった。

野球だけでなく勉強にも本気で向き合ってきた。「親元を離れてきているのでちゃんとしないと」と、3月の定期テストではスポーツコース内で学年100人中1位。「理想の高校球児は私生活もしっかりしている人」と昨夏甲子園に導いた前主将の江口生馬捕手(1年=亜大)を目標としてきたが、昨夏の再現は難しかった。高校野球は今日で一区切りだが「大学でも野球をしたい」と前を見た。【佐瀬百合子】