関東学園大付(群馬)は高橋空大(くうた)主将(3年)の投打にわたる活躍で桐生に逆転勝ちし、16強入りを決めた。

高橋は4番遊撃手で出場。1死一、二塁の第1打席では、左前に先制打を放ち、攻撃の口火を切った。しかしその裏、先発した背番号20の飯塚晶萌(あき)投手(3年)が1死満塁のピンチを作ると高橋がマウンドへ。「もともと肩を作るのには時間がかからないタイプなので」と涼しい表情だ。最初の打者に押し出し四球を与えたが2者連続三振を奪うなど見事な火消し。羽鳥達郎監督(35)も「投手起用などの戦術がハマらない時もある。あのような運用をしてきた」と想定内だ。

2回からは再び遊撃の守備に戻り、5回まで7失点と苦しい投球が続く投手陣に「自分が折れたら終わり」と声をかけ続けた。チームは7回に追いつき8回に勝ち越し。高橋も9回2死二塁から中越えに適時三塁打を放った。逆転劇に「チームとして“終盤力”を掲げてきた。成果が出ました」と充実の表情を見せる。

毎日、埼玉県行田市の自宅から学校のある群馬県館林市まで片道約20キロの道のりを自転車通学する。「足腰だけじゃなくて精神面も鍛えられます」と“終盤力”の秘訣を明かした。

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