21年夏王者の日大山形が羽黒に7-0の7回コールド勝ち。
最速147キロ右腕のエース菅井颯(3年)が7回4安打無失点と好投。打っては2回2死一、三塁での先制適時打を含む1安打2打点と投打で勝利に貢献した。菅井は「今日は下半身を意識して、腕をリラックスさせた。良いボールがいきました」。なかでもチェンジアップのキレが抜群。投球の幅が広がり、6つの三振を奪うなど相手打線を手玉に取った。春には7回ノーヒッターを演じた相手を、この日も無失点。荒木準也監督(51)も「力みなく腕を振って、気持ちよく投げていた印象。初戦から見て、今日が一番良かった」と太鼓判を押した。
2年ぶりの王座奪還まであと1つだ。決勝に向け、菅井は「いかに勝ちへの執念を出せるか。ここまで来たら気持ちだと思うので、気持ちで勝っていきたいです」と力を込めた。