昨秋、今春と県大会で優勝した昌平が8回コールドで細田学園を下し、2年ぶりの夏8強入りを決めた。
同点の2回1死二、三塁。9番渡辺俊輔投手(3年)の打席で捕逸の間に三塁走者が生還し勝ち越し。直後に渡辺は中前適時打を放ち、さらなる追加点を挙げた。
4回に1点を返され、3-2の1点リードで迎えた5回。先頭で2番金子晄也内野手(3年)の右越えソロ本塁打が飛び出し、点差を2点に広げた。この一振りが勝ちムードを呼び込み、その後も点を積み重ね8回コールドで快勝した。
6回まで毎回安打を許していた先発の渡辺だったが、尻上がりに投球も良くなり8回2失点の粘投。投打で躍動した渡辺は「序盤は打たれたが、(主将の斎藤陽貴捕手と)話し合ってボールの高さを意識しながら変えて抑えることができた。5回に金子の本塁打のおかげで2点差になったので、自分も楽になった」と笑顔でチームメートに感謝した。
5回に右越え本塁打を放った金子は「インコースのまっすぐを打ちました。『行ってくれ』と叫びながら走りました」。今大会、試合前まで8打数1安打だった責任感から「今までチームに迷惑をかけていたので、やっとチームに貢献できた」と安堵(あんど)の表情を見せ、汗をぬぐった。
黒坂洋介監督(48)は金子について「調子自体は悪くない」と長打の打てる2番打者への信頼は揺るがない。次戦に向けて「どこも勝ち上がってきたチームですし楽な試合はない。1戦1戦引き締めていきたい」と冷静に目の前の試合を見据えた。
勝利した昌平は25日、準々決勝で東農大三と対戦する。

