全国最多40度目出場の北海が、延長10回タイブレークの末、昨夏16強の明豊を逆転サヨナラで破り、史上5校目となる4元号(大正、昭和、平成、令和)勝利を達成した。

2点を追う9回2死無走者の絶体絶命から打線がつながり、今北の右前適時打、幌村の押し出し四球で追いつくと、再び1点差を追いついた10回1死一、三塁で、大石広那捕手(2年)が左前にサヨナラ打。「みんながつないでくれたので、気持ちで打ちました。勝ててよかった」と大粒の汗を拭った。

このチームが唯一公式戦で敗れたのが、昨秋北海道大会決勝のクラーク戦。その相手は北北海道代表として、8日の初戦を一足先に突破した。今大会中は同じ宿舎で過ごしており、初めて導入された「クーリングタイム」について話を聞くなど、準備を重ねてきたことも29年ぶりの南北北海道代表のアベック勝利につながった。

同校にとっては準優勝した16年以来7年ぶりの聖地白星。平川敦監督(52)は「生徒のおかげ。あきらめず戦ってくれた」と選手をたたえた。今北主将は「4元号勝利ができてよかった。初戦を勝ち切れたのは今後にもつながる」と浜松開誠館との次戦を見据えた。【山崎純一】

◆北海道アベック勝利 夏の大会で北海道勢が南北2代表になった59年以降、そろって初戦突破は94年以来29年ぶり4度目。

◆4元号勝利 北海は大正、昭和、平成、令和の4元号で勝利。松商学園、高松商、広陵、広島商に次いで5校目の達成。

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