慶応(神奈川)が、1916年(大5)以来107年ぶりの優勝に王手をかけた。

関東勢対決となった準決勝は土浦日大(茨城)を2-0で下した。1点リードの6回、主将の大村昊澄内野手(3年)が右前適時打を放ち、貴重な追加点を奪った。先発のエース小宅雅己投手(2年)は7安打完封勝利。23日の決勝は、センバツで延長タイブレークの末サヨナラ負けを喫した仙台育英(宮城)と戦う。

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八木陽内野手(3年)は2戦連続3安打と絶好調だ。準々決勝は詰まった内野安打もあり、試合後はチームメートから「世界一恥ずかしい猛打賞」といじられた。だが、この日は長打1本も出て「リラックスして出来たので良かった」と振り返った。103年ぶりの決勝進出には「想像も出来ないですけど、歴史のある学校でプレーできてて、またひとつ上まで来られたのはうれしい」と笑顔を見せた。

【甲子園】慶応と仙台育英が決勝進出 慶応は107年ぶりV、仙台育英は連覇目指し激突/詳細