先発したU18侍ジャパンの「ミスターゼロ」東恩納蒼投手(3年=沖縄尚学)が5回参考記録ながら完全試合を達成した。

「7回じゃないのでうれしくないですね」と苦笑いしたがプエルトリコにまともな打撃を許さなかった。圧巻は3者連続三振の3回。すべて直球で追い込んで得意のスライダーでしとめた。

「少し浮いたら当てられるのでワンバウンドを投げるつもりで投げたら空振りしてくれました。昨日、前田もいい投球して、自分も負けじといい結果を残せたので良かったです」。前日、前田は韓国を4回無失点。代表で仲を深めた左腕にも刺激をもらった。

中1日で迎える10日の決勝でも投げるためには55球が限度。残り2球の53球で投げきった。制球力同様、球数のコントロールも「精密機械」のようだった。夏の大会の活躍でミスターゼロの異名をとる右腕は「自分は脇役。次に投げるなら前田のあとを継いで、いい投球をできれば」と控えめだった。

◆東恩納蒼(ひがしおんな・あおい)2005年(平17)7月24日生まれ、沖縄・豊見城市出身。小2で野球を始め、仲井真中では那覇ボーイズでプレー。沖縄尚学では1年秋に初のベンチ入り。今年は春夏連続で甲子園に出場し、通算4勝1敗。夏はいなべ総合学園を完封するなど沖縄大会から通じて47回1/3連続無失点を記録。準々決勝で慶応に敗れた。172センチ、70キロ。右投げ左打ち。

【U18W杯】日本がプエルトリコにコールド勝ち 東恩納蒼が5回参考完全試合/詳細