阪神ドラフト3位の仙台育英・山田脩也内野手(18)が23日、仙台市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸600万円で合意した。

小学生から背負った背番号「6」に憧れがある。U12日本代表で「6」を背負い、仙台育英では1年夏から背負った。22年夏の日本一、23年夏の準優勝を経て、「6」は「仙台育英の山田脩也」を象徴する背番号になった。

阪神で「6」と言えば、「アニキ」と愛された金本知憲氏(55)が背負った偉大な番号。山田は「準永久欠番になっている金本さんの背番号(をつけてみたい)。ずっと『6』をつけていて、好きな番号なので…。いつかつけられるときがあればつけてみたいです」。大先輩に敬意を払いつつ、いつかは「6」を背負える男になることを思い描いた。

この日は兵庫・大阪で優勝パレードが開催され、多くの阪神ファンが駆けつけた。山田は「それだけ愛されているチーム。(自分も)プロで優勝してパレードをしてみたい」。阪神タイガースの一員として戦う覚悟は、もうできている。【濱本神威】

◆山田脩也(やまだ・しゅうや)2005年(平17)8月20日生まれ、宮城県出身。仙台育英では2年夏から3季連続で甲子園出場。このうち2年夏優勝、3年夏は主将として準優勝。U-18メンバーにも選ばれ、木製バットで本塁打を打つなど順応性も高い。50メートル走6秒2、遠投100メートル。177センチ、71キロ。右投げ右打ち。