日大山形のエースから法大のエースへ-。日大山形の最速147キロ右腕・菅井颯投手(18)が、東京6大学野球の法大に合格したことが12日、分かった。

今夏山形県大会では、ロッテ佐々木朗希投手(22)をお手本にした足を高く上げるダイナミックなフォームで、初戦から33イニング、455球の熱投。チームの2年ぶり19度目の優勝に貢献した。決勝の山形中央戦では、DeNAドラフト3位の武田陸玖投手(18)と投げ合い、9安打4失点で6-4の完投勝利。甲子園切符をつかんだ。

しかし、甲子園では初戦のおかやま山陽(岡山)戦で5回2/3を投げ、8失点(自責5)で降板。試合は2-9で敗れ、悔しさが残った。

悔しさで終わった夏を乗り越え、次の舞台には東京6大学を選んだ。菅井は「大学でもエースを目指す」と宣言。「厳しい争いにも勝てるようなフィジカルと良いボールを投げられるようになって、頼られるエースになりたいと思います」と意気込んだ。