横浜隼人が9回2死走者なし、2点ビハインドから大逆転し、ベスト8入りを決めた。

関係者たちは「これが高校野球」と口をそろえた。四球に失策、グリーンライトの三盗…さまざまな要素が絡んでの逆転劇に、水谷哲也監督(59)は「勇気持って走ってくれました。勇気持ってバット振ってくれました」と感無量の表情で声を震わせた。

勇気-。主将を務める山野井寛大捕手(3年)は「相洋の3人の好投手を打ち崩して、それも自分たちの、今後勝ち上がっていく上での大きな勇気になると思います。勝ちきるのに大切な力を、今日の試合で蓄えられたかなと思います」と胸を張って話した。

スタンドには山野井の父で、松坂大輔氏(43)らとともに98年に甲子園で春夏連覇を達成した横浜高OBの山野井成仁さん(43)の姿も。98年夏の準決勝、明徳義塾戦(高知)戦はこの日と同じようにエースが先発せず、苦戦しながら、最後の最後でひっくり返した。その当事者が言う。

「今日は奇跡の逆転劇でしたね。明徳戦ばりのしびれる試合でした」

神奈川大会も横浜隼人含めベスト8が出そろった。早ければ21日から代表校が決まり始める。8月7日の甲子園開幕が日に日に近づいている。【金子真仁】

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