大阪桐蔭がライバル校との17度目の対決(20年の独自大会を含む)を大勝で飾り、4年連続の決勝進出を果たした。5番内山彰梧内野手(3年)が逆転V打含む2安打4打点と奮闘。初回から2イニング連続打者一巡の猛攻でコールド勝ちを挙げ、昨夏決勝のリベンジを決めた。
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大阪桐蔭打線が、宿敵の鉄壁投手陣に襲いかかった。約4000人の観客が詰めかけた注目の一戦。2点を追う初回、1死一、三塁から4番徳丸快晴外野手(3年)が左中間を破る適時二塁打でに1点を返した。なおも1死二、三塁から5番内山が「徳丸が僕の前でタイムリーで1点取ってくれたんで、気楽に打席に入ることができた」と一、二塁間を痛烈に突破する2点適時打を放ち、逆転に成功。そのままに打者一巡の猛攻で5点をたたき出した。
打線の勢いは止まらない。2回には無死満塁のチャンスで内山に打席が回り、今度は二遊間を強めのゴロで突き抜ける中前打で2点を加点し、そこから再び打者一巡して6点を追加。3回には1死一、三塁から7番岡江伸英内野手(3年)が三塁線に転がすスクイズを決め、リードを10点差に広げた。今大会5試合33イニング連続で無失点を継続してきた強敵を相手に、07年以来17年ぶりのコールド勝ち。昨夏決勝で敗れた相手に倍返し以上の猛打を浴びせ、雪辱を果たした。
入念な「エース高木対策」が実を結んだ。準決勝進出を決めた25日、26日と寮の食堂でのミーティングで、履正社の好投手・高木大希投手(3年)の試合映像をチェック。ただ見て分析するだけでなく、野手陣がその場でいすから立ち上がり、映像に合わせてタイミングを取ることを繰り返したという。内山は「映像でしっかりイメージを作ることによって、実際に打席に入った時もしっかり対応できた。それが生きたと思います」と胸を張った。
西谷浩一監督(54)は「『2年連続で逃せない』という気持ちは強かったですし、たくさんのOBからも(激励の)連絡ももらえましたし、頑張らないといけない試合でした」と胸をなで下ろした。2年ぶりの大阪の頂点まであと1つ。是が非でも甲子園切符を奪い返しにいく。【古財稜明】
▽大阪桐蔭・中野大虎投手(2年)(大一番の先発を託され、5回2失点完投)「初回の立ち上がりが悪すぎたんですけど、そこから切り替えて0で抑えられたことは、役割を果たせたのかなと思います」

