鳴門渦潮が7年ぶりの甲子園出場を決めた。タイブレークの延長10回、2点差を追いつき、なお1死二塁から森高祐吏内野手(3年)が左中間へサヨナラ打。「チームの足を引っ張ってきたので決めたろうという思いだった」と渾身(こんしん)の一振りを決めた。

最速145キロのエースで4番も務める岡田力樹(りゅうき)投手(3年)が10回5失点で完投。今夏は全5試合に登板し、他の投手に任せたのは2死のみだ。タフネス右腕は「秋、春と初戦敗退で悔しい気持ちもあったんですけど、最後の夏に優勝することができて今までやってきたことが無駄じゃなかったと思います」と充実感を漂わせた。

練習終わりの走り込みや土日の連投など体力強化。阿南光・吉岡にも投げ勝ち、「スターというか憧れの気持ちもあったんですけど、最後まで投げあえて自信がつきました」と笑った。12年の統合後は甲子園には初戦敗退だった17年夏のみ。まずは鳴門渦潮の校歌を聖地で歌う。【林亮佑】

◆鳴門渦潮 2012年(平24)に鳴門一と鳴門工が統合して誕生した県立校。生徒数は565人(女子273人)。野球部も同年創部。部員50人(マネジャー3人)。甲子園出場は統合後夏2度目。統合前は両校合わせて春9度、夏6度。主な卒業生は野口智哉(オリックス)、多田大輔(元広島)ら。鳴門一では藤田一也(DeNAコーチ)、鳴門工では里崎智也(元ロッテ)ら。所在地は徳島県鳴門市大津町吉永595。矢川雅英校長。

◆Vへの足跡◆

1回戦2-0小松島西

2回戦7-1阿波

準々決勝13-3富岡西

準決勝7-1城南

決勝6-5阿南光

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