日本高野連が7イニング制導入への「ワーキンググループ」設置の発表を受けて、現場を預かる監督からはさまざまな声が聞かれた。

甲子園通算最多69勝を誇る大阪桐蔭の西谷浩一監督(54)は「いろんな角度から話していくのはいいことじゃないかと思いますけど、9イニングやってもらえたらなという気持ちは持っています」と本音も出た。「8回、9回はすごく大事になりますし。2回しか回ってこない子もいますし、U18のときも先制されたら苦しくなるような感じもありましたので。9イニングあれば前半中盤後半とできるんじゃないかなと思いますけど」と見解を話した。

今春の近畿大会で優勝した京都国際の小牧憲継監督(41)も「根本が変わりますよね。4番にいいバッターが置くとかじゃなくて、1番からいいバッターを置いていかないとあっという間に試合が終わってしまう」と従来の打順から変更する可能性があると説明。「ますますいい投手をそろえておられるチームが有利になってくるかなと。2イニングくらいずつでつなげていけば球威も落ちないですし。ますます差は広がってしまうんじゃないかなというのは感じる」と格差拡大を懸念した。

U18W杯などの国際大会も7イニング制を採用している。昨年のU18W杯でコーチとして経験した智弁学園の小坂将商監督(47)は「7回は早いです、ほんまに」と実感。「ゆくゆくはもう変わるんじゃないですか。球数の制限もあるし、熱中症もありますから」と時代の流れにあった形になるのはやむを得ないとの見方だった。明徳義塾の馬淵史郎監督(68)との話題に上がったといい「遠いところのチームが応援来たら、7回で終わったらかわいそうやなっていう話は出てますけど」との意見もあった。