今夏ベスト4には、今春センバツ出場校が名を連ねた。20日は休養日で、21日に準決勝2試合が開催される。
春夏通じて初の4強入りを果たした青森山田は、センバツ初戦で競り勝った京都国際との再戦に挑む。この勝利をきっかけに全国での戦い方をつかんだ青森山田は感謝を、敗れた悔しさを糧にチーム力を高めた京都国際は雪辱を。それぞれの思いがぶつかり合う。いずれも初優勝を狙う4校が、「深紅の大優勝旗」への挑戦権をつかみ取る。
◇ ◇ ◇
不思議な縁に導かれた。青森山田・橋場公祐主将(3年)は「全国大会という大きな舞台で2回連続当たるのは、すごく縁がある」。前回対戦は青森山田ナインにとっても緊張の甲子園初試合だった。試合は4-3のサヨナラ勝ち。7回まで3-1とリードしながら、8回に同点に追いつかれる苦しい試合展開だったが勝ちきることができた。
だからこそ相手に感謝している。「自分たちの流れができた。今こうやって勝っているのもその試合が甲子園でできたから」と振り返った。投手中心に守り、攻撃ではワンチャンスをものにする野球が全国でも通用すると、確かな手ごたえをつかんだ勝利だった。
京都国際の左腕2枚看板は強力だが、橋場は「チームは秋からずっと左の対策をしてきた」。青森には最速145キロを超える八戸学院光星の洗平、岡本、U18日本代表候補の八戸工大一・金渕ら、好左腕がひしめくが、その中を勝ち抜いてきた。この日も左の打撃投手を立て、低く強い打球を意識して振り込んだ。主将は「これまでやってきたことが出る試合」と自信を口にした。
相手がリベンジに燃えていると知り、主将は「自分たちとしてもそうやって言っていただけるだけでありがたい。それでも負けるわけにはいかない」と全力で迎え撃つ覚悟を示した。「感謝の気持ちを持ちながら、(最後は)笑えればいいなと思います」。返り討ちにして、笑って決勝へ進むつもりだ。【浜本神威】
◆センバツ再戦 準決勝で対戦する青森山田と京都国際は今年のセンバツ1回戦で対戦。青森山田は同点の9回1死から、5番吉川が中越えに三塁打。6番伊藤英が左前適時打を放ち、4-3でサヨナラ勝ちした。

