今夏の全国高校野球選手権南北海道大会で4強に進出した北照の最速148キロ左腕・高橋幸佑投手(3年)が28日、プロ志望届を道高野連に提出した。指名順位、支配下・育成を問わず、指名された球団でプレーすることを明言。球速160キロ到達、将来のメジャーリーグ挑戦も視野に、運命のドラフト会議(10月24日)を待つ。
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高橋に迷いはなかった。夏の甲子園出場をかけた南大会準決勝敗退から約1カ月。28日午前に自らプロ志望届を記入し、提出まで済ませた。「自分の進むべき道を見つけました。12球団どこでも、育成でも大丈夫です」と力強く宣言した。
小学校の卒業文集に「世界中の人々を楽しませる野球選手になる」と書き、「それに向けて頑張ってきた」。入学時、120キロだったスクワット時の重りは、200キロに到達。120キロ台のスピードだった速球は148キロを計測するほどに成長し、プロのスカウトが注目する存在となった。上林弘樹監督(45)は「入学時は(体が)細くて、すぐに『やめる』って言い出すんじゃないかと思っていた」と笑う。
目標は同じ左腕のカブス今永投手だ。150キロ台の速球を繰り出す力感のない投球フォームを、インターネット動画で何度も繰り返し見て、参考にしてきた。「最終的には(今永と同じ)メジャーリーグ」。練習では、北照OBで、中日の斎藤綱記投手(27)から上林監督を通して譲り受けたグラブを使用し、常に高い意識で野球と向き合ってきた。
志望届を提出する時に指揮官から「引退会見や引退セレモニーをしてもらえるような選手になれ」とげきを受けた。今春、U18日本代表候補に選ばれたが、23日発表の“代表”には手が届かなかった。「プロに行って、WBCに出場できるような選手になればいい。100%楽しみしかありません」。約2カ月後の運命の日を、ワクワクしながら待つ。【中島洋尚】
◆高橋幸佑(たかはし・こうすけ)2006年(平18)札幌市生まれ。横浜市で育ち、横浜茅ケ崎台小1年の時に、茅ケ崎エンデバーズで野球を始めた。横浜茅ケ崎台中3年で横浜市選抜に入り、県大会優勝。北照では2年春にベンチ入り。左投げ左打ち。特技はお菓子作り。180センチ、82キロ。家族は両親と姉。

