夏の甲子園連覇を狙う京都国際が劇的なサヨナラ勝利で、夏切符をつかみ取った。
先手を取ったのは鳥羽。4番の横谷乙樹(いつき)内野手(3年)が、“2打席連続アーチ”で先制点をたたき出した。
初回2死二塁の初打席。京都国際先発の西村一毅投手(3年)の初球を捉え、センターバックスクリーンに運んだ。笑顔でダイヤモンドを回り、大歓声の三塁側ベンチに迎えられた。
横谷は準決勝・京都外大西戦の9回2死満塁で、3点差を一気にひっくり返す逆転サヨナラ満塁アーチ。劇的な勝利の立役者になった。2試合続けて、大きな1発を放った。
昨夏の全国王者も反撃。2点を追った5回1死満塁から4番の清水詩太(うた)内野手(3年)の内野安打で1点差に迫った。8回2死満塁から暴投で3点目を失うも、8回に長谷川颯外野手(3年)が同点打。試合を振りだしに戻し、9回に先頭の清水の左前打から無死一、三塁の好機をつくり、猪股琉冴(りゅうが)捕手(3年)がサヨナラ打を放った。西村は141球を投げ、9回5安打12奪三振3失点完投。終盤までリードされる苦しい展開で、全国王者のエースの底力を見せた。
試合後、倉橋翔主将(3年)は一塁側スタンドに向かい「応援、ありがとう」と感謝の絶叫。「西村が中心ですが、西村だけに頼らずに全員で戦うぞ、という気持ちで臨みました。甲子園でぼくたちにしかできない連覇が目標なので、もう1回気合を入れ直していきます」と力強く語った。
昨夏、京都に持ち帰った深紅の大優勝旗を全員で返しに行く。

