横浜キラーだ! 専大松戸(千葉1位)が、10安打されながらも堅守で2点に抑え、横浜(神奈川1位)の連覇を阻止。4強入りで3年ぶり3度目のセンバツ出場を確実にした。山梨学院(山梨1位)は最速152キロ右腕の菰田陽生(はるき)投手(2年)が4回途中2失点も、5回に自らソロ本塁打を放ちリードを広げた。
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専大松戸の選手たちは一歩も引かなかった。先発の小林冠太投手(1年)は「『横浜だから』ではなく、自分たちのできることをしっかりやろうと挑みました」。丁寧に低めを突き、夏に覚えたというスライダーで空振りを奪った。
今春の関東大会準決勝では4-3で勝利。横浜の連勝記録を27で止めた。小林は、この試合をスタンドで観戦していた。「個々の能力よりも、チームの団結力が大事だと感じた。だから三振を取る投球ではなく、打たせる投球で野手にしっかり(アウトを)取ってもらおうと、思い切って投げました」とバックを信頼した。
バッテリーを組んだ吉岡伸太朗捕手(2年)は「苦しいときは、全部自分がカバーしてやる」と声をかけた。2点勝ち越した後の6回の守備。無死一、二塁から、吉岡の送球で二塁走者をアウトにし、さらに四球後、1死一、二塁から、遊ゴロ併殺打に仕留めて流れを渡さなかった。
持丸修一監督(78)は「二匹目のどじょうを見つけてこいって言ったんだけど」と、弱さを考えず強い者に立ち向かう例えを口にし、ガハハと笑った。チーム力の勝利を自信に、関東大会優勝へ向かう。【保坂淑子】

