八王子学園八王子・新井唯斗内野手(3年)は、のめり込むと止まらない。中学校ではピアノとギターを独学し、練習を始めてわずか2カ月全校生徒たちの前で「正解」(ロックバンドのRADWIMP)を演奏したというほど。好きなことはとこんやる。野球でも同じだった。

3年春から外野手からショートへポジションを変えた。これが戸惑いの連続だった。飛んでくる打球が速くて、受け止めきれない。相手打者の特徴に応じて守備位置を細かく変えるなど、どれをとっても難しかった。「野球人生で初めてです。あんなにできないことが多いと感じたのは」。むしろ、それが楽しかった。

やると決めたら徹底的に-。全体練習以外に毎日1時間を超える特守を行い、夏の西東京大会で「やれる」という感覚をつかんだ。183センチ、80キロの大型ショートにとって、その奥深さを知ったのはまだまだほんのちょっと。憧れのプロの舞台でより高みを目指すために。運命のドラフトで吉報を待つ。【平山連】

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