10年ぶりにセンバツ決勝に進んだ智弁学園(奈良)が30日、兵庫・西宮市内で31日に行われる大阪桐蔭との決勝戦に向けて最終調整を行った。エース杉本真滉投手(3年)はキャッチボールなど軽めのメニューで終始し「ここまで投げているので疲労を抜きながら、しっかり自分の体を使えるようにキャッチボールなどで調整していました」と狙いを説明。
準決勝の中京大中京(愛知)戦で打球が左すねに当たったが「腫れたりもしていませんし大丈夫。全然いけます」と言って2016年以来2度目の優勝へ照準を定めた。
大車輪の活躍だ。20日の1回戦・花巻東戦(129球)、25日の2回戦・神村学園戦(143球)、27日の準々決勝・花咲徳栄戦(89球)、29日の準決勝・中京大中京戦(137球)を費やし、既に4試合で合計498球を投げた。1週間に500球以内の球数制限が設けられており、31日に決勝が行われる場合は2回戦からの球数がカウントとなり131球が上限だ。当日の天候は雨のち晴れで、試合開始の午後0時半は雨マークだ。仮に雨天順延となり4月1日に行われれば、杉本は2回戦の球数が除外され274球。1日の違いが大きく分ける。
「球数も帰ってくるんで、そっちの方がいいかな」と密かに恵みの雨を期待する杉本だが、もちろんどっちに転んでも入念な準備を怠らない。「高校野球といったら大阪桐蔭という名前もある。相手がどう攻めてくるかを見ながら、自分のピッチングをしっかりしたいです。智弁のチーム一丸となって明日しっかり戦いたい」。信頼厚いエースの左腕が鍵を握る。

