大阪桐蔭が春夏通算10度目の甲子園制覇を果たした。背番号10の左腕、川本晴大投手(2年)が智弁学園(奈良)を9回6安打3失点に抑え完投した。決勝戦の9回終了試合で15奪三振は101年ぶりという快投で頂点に導いた。打線も初戦を除いて決勝点は適時打ではなく、この日も押し出し四球だった。なりふり構わぬ野球で、甲子園決勝での無敗を守り、中京大中京の11度に次ぐ歴代2位の10度目Vをつかんだ。

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大阪桐蔭・川本晴大が決勝で15奪三振の快投。

センバツ決勝で15奪三振以上は、1925年森本茂(松山商=対高松商で15個)、67年吉良修一(津久見=対高知で16個)に次ぎ59年ぶり3人目。吉良は延長12回での記録だった(9回まで14個)。9回終了試合の15個は森本以来101年ぶり。48年の学制改革後、決勝の下級生では84年桑田真澄(PL学園2年)の対岩倉で14個を上回る最多となった。

初回先頭から3者連続空振り奪三振はセンバツ決勝史上初。最高の立ち上がりから球威は衰えず、毎回奪三振をマークした。センバツ決勝で2桁奪三振&毎回奪三振は84年桑田、85年渡辺智男(伊野商)、97年長崎伸一(天理)に次ぐ4人目となり左腕では初めて。相手の智弁学園・杉本も10三振を奪い、センバツ決勝史上初めて両チームから2桁奪三振投手が出る投げ合いを制した。【織田健途】

◆春最多5度目V 春の優勝5度は東邦に並ぶ最多。

◆2校目のV10 夏の5度と合わせ通算10度目の優勝は中京大中京の11度(春4度、夏7度)に次ぎ2校目の2桁回数。

◆決勝無敗 決勝は春夏を通じ10戦全勝。決勝無敗記録の2位は箕島の4勝0敗。

◆しんがりV 全出場校の最後に登場する「しんがり」「大トリ」などと呼ばれる日程からのVは17、22年に次ぎ3度目。春の出場校が30校以上になった83年以降では他に02年の報徳学園しか記録していない。

◆2年生優勝投手 24年佐藤龍月(健大高崎)、25年織田翔希(横浜)に次ぎ、3年連続12人目(学制改革後)。大阪桐蔭では初めて。なお、決勝戦最後のマウンドとなる「胴上げ投手」は、大阪桐蔭2年時の17年根尾昂も立っている。

◆先発全員安打 決勝では57年早実(対高知商)、02年報徳学園(対鳴門工)、22年大阪桐蔭(対近江)に次ぎ4度目。

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