国士舘(西東京)の“鈴木一朗”が春に味わった悔しさを糧に、夏の飛躍を誓った。同校は6日、湘南学院(神奈川)と練習試合を行った。
春の大会では主に三塁コーチャーとして、チームを支えた鈴木一朗内野手(3年)。今春の関東大会では、横浜(神奈川)戦で代打として出場した。相手は今秋ドラフト候補にも挙がり、二刀流として活躍する池田聖摩投手(3年)。「あんな球初めて見ました」と結果こそ残せなかったが、全国トップレベルの投手との対戦は大きな刺激となった。
身長163センチ、体重53キロと「同級生で一番体重は軽いと思います」と笑う。その体を生かした小技が持ち味だ。セーフティーバントや走塁で相手を揺さぶり、チームに流れを呼び込む。
注目を集める名前の由来については「父(聖一さん)が野球好きで、その影響です」と明かした。日米で活躍したレジェンドと同姓同名だが、鈴木は鈴木らしくグラウンドで存在感を示している。
箕野豪監督(49)は「普段は真面目で比較的おとなしい子」と評する一方、「機動力がうちの武器なので、チームのカラーにもすごく合っている選手の一人」と期待を寄せる。
春は主にベンチからチームを支えた国士舘のイチロー。夏はグラウンドで躍動し、悲願の甲子園出場を狙う。【田島優大】

