<全国高校野球選手権:能代商2-0英明>◇14日◇2回戦

 能代商(秋田)が、左腕エースの活躍で、3回戦に駒を進めた。1回戦神村学園戦で完投した保坂祐樹(3年)が、7安打6奪三振で完封。直球は常時120キロ台中盤ながら、内外角を丁寧につき、相手の打ち気をそらした。6回には、一塁手を強襲する適時打(記録は右前打)。投打で勝利に大きく貢献し「素直にうれしい。完封できるとは思っていなかった」と大粒の汗をぬぐった。秋田県勢の夏2勝は、95年の金足農以来16年ぶり。