<全国高校野球選手権:前橋育英1-0岩国商>◇12日◇1回戦

 春夏連続出場の岩国商(山口)と、夏は初出場の前橋育英(群馬)の対戦。前橋育英がエース高橋光成投手(2年)の好投で完封勝ち。初勝利を挙げた。高橋光は大会記録にあと1と迫る9者連続を含む13三振を奪った。

 <試合経過>

 岩国商は1回裏、1番横田が内野安打で出塁もバント失敗、盗塁死などで無得点。

 前橋育英は1回裏、1番工藤が三塁打で出塁もスクイズ失敗で無得点。

 前橋育英は3回裏、2死二塁から1番工藤が右前安打。しかし二塁走者の高橋光が本塁タッチアウトで無得点。

 前橋育英は4回裏、2死二塁から5番小川の適時三塁打で1点を先制した。

 前橋育英先発の高橋光成投手(2年)は最速145キロ直球とフォークボールなどで5回まで8者差連続三振を含む11奪三振。

 5回を終わって1-0で前橋育英がリード。

 前橋育英・高橋光は6回表、先頭打者を三振に仕留め9連続奪三振。昨年、桐光学園・松井がつくった大会記録の10連続奪三振にあと1つと迫った。しかし続く9番中川がセーフティーバントを試み、結果投ゴロでタイ記録はならず。

 岩国商は7、8、9回と安打の走者を出したが併殺で無得点。