<高校野球福島大会:安積黎明5-4福島成蹊>◇10日◇1回戦◇開成山球場

 安積黎明が延長13回の激戦を制して、開幕試合を飾った。4-4の13回2死二、三塁で、捕手の9番佐久間智也(2年)が左前に決勝の適時打を運んだ。

 右腕エース渡辺晃太(3年)は自己最速を2キロ更新する138キロをマーク。14奪三振161球で13回を投げ切った。9回に同点に追いつかれる嫌な展開でも「これ以上は点をやらないつもりでした。最後の方は疲れたけど、気持ちで投げた」と笑顔を見せた。

 安積黎明は01年に初めて夏の大会に参加。これまで5度の3回戦進出があり、この夏は「3回戦の壁」突破に挑む。