<全国高校野球選手権:東海大四6-1九州国際大付>◇14日◇1回戦

 東海大四(南北海道)の西嶋亮太投手(3年)が計測不能の超スローボールを使って九州国際大付(福岡)の強力打線を抑えた。

 5安打1失点、12三振を奪い完投した。

 相手のプロ注目強打者コンビ、3番古沢勝吾内野手、4番清水優心捕手を大きな弧を描くような山なりの超スローボールと速球のコンビネーションで翻弄(ほんろう)。計3安打されたが3三振を奪ってスタンドを沸かせた。

 全153球のうち超スローボールは4~5球ほどで判定はすべてボール。この他にもスローカーブ、スライダー、そして最速138キロの直球を低めに集めた。

 168センチ、59キロの小さな右腕は「丁寧なピッチングができてよかった。冷静に、自分のペースで投げられた」と話した。