<春季高校野球北海道大会:駒大岩見沢5-1滝川西>◇13日◇空知地区2回戦◇滝川市営
14年3月で閉校予定の駒大岩見沢が、滝川西を退け3回戦にコマを進めた。4番の保科凌太左翼手(3年)が8回の左越え2点適時二塁打など2安打。「フルスイングができ、点が欲しいところで打てました」と笑顔で振り返った。
芦別に10-0で勝利した前日12日の1回戦でも、保科は先制の2点適時打を放ち、この2試合で7打数4安打4打点。チームは昨秋の地区2回戦で敗れ、この大会はノーシード。昨秋までは代打専門だったが、今春初めて4番に座った男が、雪辱を果たす春に役割を果たしている。
春8、夏4度の甲子園出場のヒグマ軍団。学校は今年から生徒募集停止となり、現2年生が卒業する14年3月をもって閉校予定。強豪校が初めて経験する1年生のいない春に、佐々木達也監督(28)は「これまでは新入部員をどう育てようかと頭を悩ましていた。寂しい」と素直な気持ちを口にした。
そんな中、今年のキャッチフレーズは「盛り上がれ!」に決めた。部員は2、3年生計40人でマネジャー2人。練習や試合で意識して声を出し元気いっぱいに振る舞う。この日のベンチもスタンドも得点時にはお祭り騒ぎ。「1年生がいない分、大声を出します」と主将の大野文崇内野手(3年)は話す。
今年も、恒例の春遠征は2週間、福井、愛知、静岡、栃木など約1万キロを転戦し、30試合をこなした。「5連戦、移動し5連戦もありました」と保科。鍛え上げられたヒグマは今年も健在で、まずは8年連続の地区代表に突き進む。【中尾猛】

