<高校野球山形大会:鶴岡南5-4山形東>◇13日◇1回戦◇荘銀・日新スタジアム

 鶴岡南が山形東に競り勝った。

 鶴岡南エース本間理功(りく=3年)が「投打の投手戦」を制した。6回表、相手先発投手に1死二塁から同点三塁打を許した。だがその裏、7番打者として、1死二塁から右翼越え勝ち越し三塁打を放ち、さらに敵失で決勝ホームも踏んだ。投手には投手、三塁打には三塁打でお返しした。

 投げては9安打5奪三振4失点(自責0点)完投。「四球(1個)が少なかったのは良かったが、ヒット数が多かった」と反省を交えて振り返った。松浦幸喜監督(44)も「追いつかれてもリードされなかった」とバッテリー中心の守りを評価。第2シード山本学園との2回戦に向け、本間理は「大物を食って勢いをつけたい」とさらなる活躍を誓った。【佐々木雄高】