<高校野球鳥取大会:鳥取西2-1鳥取城北>◇21日◇決勝

 鳥取西が劇的な逆転で、3年ぶり23度目の甲子園出場を決めた。鳥取城北に1点をリードされ、迎えた9回表。1死一、三塁で、小畑彰宏(3年)が逆転の2点適時打。守っても、春から成長著しい鈴木大投手(3年)が1失点完投した。

 1896年創部で、第1回の地方大会から参加を続ける皆勤校。前回出場の05年夏は初戦(2回戦)で銚子商(千葉)に敗れたが、今年は投打に力を持つ鈴木、最速142キロの速球を誇り、プロからも注目される小畑の2枚看板を擁する。西村寿之監督(42)は「きょうのような粘り強い野球で一つは勝ちたい」と意気込んだ。