＜高校野球西東京大会＞◇１５日◇３回戦

　狛江がセンバツ準Ｖの日大三を苦しめた。強力打線を森田智久（３年）－杉本龍馬（２年）のリレーでわずか２安打の好投。０－２で敗れたが、試合後の選手たちは笑顔を弾けさせた。主将の藤本浩嘉捕手（３年）は「力と力の勝負じゃかなわない。格上の相手だったのでみんなで楽しんで試合することができました」と話した。対戦が決まり、昨年秋以降の日大三の公式戦をすべてチェック。外野手が打者ごとに極端にシフトを敷き、飛球を確実につかんだ。強力打線対策にテニスボールを素手でつかむノックも行った。ひとり号泣していた杉本も「練習の成果が出た。最初はすべてのバッターが怖かったけど、自信になった。これからもっと練習したい」と前を向いて話した。