兵庫大会は14日、三田城山球場の第2試合で育英-猪名川の1回戦を予定していたが、猪名川町で大雨警報が発令され、猪名川が学校を出発できず、15日に中止順延された。

 兵庫県高野連によると、猪名川町に警報が出たのは午前9時45分。野球部は試合開始の午後0時30分に合わせ、バスで出発直前だった。同高野連は「学校所在地か、大会会場に警報が出た場合、出場校は待機」「午後3時30分以降に新しい試合を行わない」と規定しており、午後1時45分に中止を決めた。三田城山球場は内外野全面が人工芝、中止決定時は雨もほぼ上がり、使用可能だった。

 同高野連丹有支部の鹿田尚宏理事(45)は「安全第一です。しかし、こんなケースは記憶にない」。午前10時ごろに球場入りしていた育英・葉坂良一監督(54)は「3年前に2日連続中止は経験していますが、こんな例は珍しいでしょう」と苦笑いだった。