3月28日に開幕する2019年シーズンはMLBにとって、特にレッズにとって特別なシーズンとなる。1869年にシンシナティ・レッドストッキングスが初めて公式に全ての年俸が支払われた、初のプロ・ベースボールチームとなってから150周年にあたるからだ。

これを記念してMLB全チームのユニフォームの右袖には150周年記念パッチがシーズンを通じて付けられることとなる。さらに3月28日の開幕日には、リーグ全体で記念特別帽子が着用されるということだ。

なかでもレッドストッキングスに由来し、シンシナティを本拠とするレッズは特別で特別な記念ロゴの入った帽子とユニフォームを着用する。さらにパイレーツ迎えての開幕戦前にはパレードを行う他、シーズンを通じて15の復刻ユニフォームの着用や記念イベントを行う予定だ。

MLBとしても公式ウェブサイトやソーシャルメディアなどで幅広く記念キャンペーンを行うとしている。

ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーはキャンペーンの記者会見で「プロフェッショナル・ベースボールの創立150周年を祝うとともに、その歴史を称え、今日の素晴らしい選手たちを称えられることに興奮している。MLB150周年のパッチは今日のゲームに関わるすべての人がプロベースボールとMLBの歴史とリンクしていることを常に思い起こさせることだろう」と語った。

MLBは100周年だった1969年と125周年の1994年にも同様の記念パッチを採用しており、今回の記念パッチもその歴史を踏襲したものになっているということである。

1869年のレッドストッキングスは初のプロチームというだけでなく、この都市57勝無敗のパーフェクトシーズンを達成したことでも知られる。今シーズン、レッズはヤシエル・プイグ外野手をドジャースからトレードで獲得した。この特別なシーズンでどんな成績を収めるか楽しみである。