大リーグ公式サイトは26日(日本時間27日)、高度分析システム「スタットキャスト」のデータを基にした走塁時の最速ランキングを発表した。トップは俊足で知られるレッズのビリー・ハミルトン外野手(26)で毎秒30・1フィート(約9・17メートル)。時速換算で約33キロ。ハミルトンは3年連続50盗塁以上を記録しており、今季はすでにメジャー最多31盗塁を決めている。

 2位はツインズのバイロン・バクストン外野手(23)で29・9フィート(約9・11メートル)、3位はインディアンスのブラッドリー・ジマー外野手(24)で29・9フィート(約9・08メートル)。トップ3人を中堅手が占めたが、上位14人中12人が同ポジションだったという。

 一方、最も遅かったのはエンゼルスの指名打者アルバート・プホルス(37)で23・3フィート(約7・10メートル)。1位のハミルトンと比べると、1秒間で約2メートルの差が出ることになる。また、下位25人中24人が捕手、一塁手、指名打者のいずれかだっだ。メジャー全体の平均は毎秒27・0フィート(約8・23メートル、時速換算で約29・6キロ)。ランキングは全力疾走の回数が10回以上の選手を対象としている。

 ポジション別平均速度の順位は以下の通り。

▽1位 中堅手 毎秒28・2フィート(約8・60メートル)

▽2位タイ 左翼手、遊撃手 毎秒27・5フィート(約8・38メートル)

▽4位 二塁手 毎秒27・4フィート(約8・35メートル)

▽5位 右翼手 毎秒27・3フィート(約8・32メートル)

▽6位 三塁手 毎秒26・8フィート(約8・17メートル)

▽7位 一塁手 毎秒26・2フィート(約7・99メートル)

▽8位タイ 捕手、指名打者 毎秒25・9フィート(約7・89メートル)