日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)が行っているポスティングシステムに関する改定交渉が、今オフは現行制度を維持することで大筋合意したと、AP通信が8日(日本時間9日)報じた。同システムを利用してメジャー移籍を目指す日本ハム大谷翔平投手(23)にとって大きな前進となり、いよいよ争奪戦がスタートする。

 大谷獲得に興味を示しているカブスが、15年オフに8年契約を結んだヘイワード外野手をトレードで放出し枠を空ける可能性があると、球団公式サイトが伝えた。同サイトのフィル・ロジャース記者によると、球団は補強ポイントの投手を見返りで得られるなら、ヘイワードをトレードで放出する意向。外野が空けば、投手兼外野手で同じく左打者の大谷を積極的に取りに行くだろうと分析した。