エンゼルス大谷翔平投手(24)が17、18号とメジャー2度目の2発を放ち、06年にマリナーズ城島健司が1年目にマークした最多の18本に並んだ。

まずは5-0と5点リードで迎えた5回表無死。先頭打者として向かった第3打席に、レンジャーズの救援右腕ビベンズダークスが投げた145キロの速球を右翼席へ高々と運ぶ2試合連続となる17号。7-2となった8回1死一塁では、4番手の右腕バトラーの甘いチェンジアップをフルスイングすると、打球は右翼席最前列に飛び込む18号2ラン本塁打となった。

8月30日のインディアンス戦以来の2発で、一気に03年にヤンキース松井秀喜が残した数字を超え、06年にマリナーズ城島健司がマークした18本に並び、1年目としては最多タイとなった。

先発の45歳コローンに対しては第1打席は四球。第2打席は三塁内野安打。第4打席は左腕ペルハムから中前打を放ち、7個目の二盗成功。4打数4安打2本塁打3打点1四球と大暴れした。4安打も8月30日のインディアンス戦以来2度目。

試合前には、MRI検査の結果、右肘側副靱帯(じんたい)に新たな損傷が見つかり、医師から再建手術を勧められたことが発表されたばかり。投手として投げられない悔しさを、バットで晴らしたかのような活躍だった。