メッツに所属する球宴7度出場の主将デービッド・ライト内野手が、9月を最後に現役引退することを示唆した。MLB公式サイトが報じた。

ここ数年は背中、肩と首の故障に苦しめられてきたライトは、メジャーでは2016年5月27日を最後に試合に出場していない。

ライトは13日に記者会見を開き、9月29日に三塁手として2年半ぶりに先発復帰することと、「肉体的にも、自分の感覚的にも、ドクターの見解を考えても、現状より良くなることはないだろう。だから(9月以降のプレーは)可能性として考えられない」と今月限りで現役を退く可能性が高いことを伝えた。ただ、本人も球団側も「引退」という言葉の使用は避けている。

メッツは29日に先発起用することを決めているほか、9月末までの試合で代打として起用する可能性がある。

ライトはキャリア通算で打率2割9分6厘、1777安打、970打点、242本塁打を記録。ナ・リーグのゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞にはそれぞれ2度選出されている。