ヤンキース田中将大投手(30)がアスレチックス戦に登板し、6回8安打5失点、2四球5奪三振で今季7敗目(9勝)を喫した。

日本人メジャーとして初となる6年連続2桁勝利は、次回以降の登板にお預けとなった。

立ち上がりは細かい制球に苦しんだ。

1回、二塁打と連続四球で無死満塁のピンチを背負い、内野ゴロで1点。さらに左前へ2点適時打を浴び、3点を先行された。最後は7番デービスを投ゴロ併殺に仕留めたが、初回だけで33球を要した。

2回は、わずか7球で3者凡退と立て直した。

3回は、三塁打と連打、併殺崩れなどで2点を許した。

4回は1死後、安打を許したものの、後続を抑えて無失点で切り抜けた。

5回は3番からの好打順を12球で3者凡退。

6回は、先頭打者に二塁打を浴びたが、粘り強くアウトを取り、無失点に抑えた。

球数は109球。

防御率は4・68。

ヤンキースは、打線の反撃も届かず、今季2度目の4連敗を喫した。

試合後の田中は「初回がすべてだったかなと思います。感覚のズレだったり、思うように制球できていなかった」と反省点を口にした。

その一方で、リードされながらも、6回まで粘ったことについて「タフな場面で自分の強みであるタフさを出せたということは、すごく良かったと思います。数字、結果だけを見たら全然ダメな投球だと思いますけど、そういった結果の登板の中でも自分の中ではいろいろと大きなものがあった登板にはなりました」と、敗戦の中にも収穫を見つけていた。