米大リーグ機構(MLB)は28日、パイレーツの救援右腕エドガー・サンタナ投手(28)が禁止薬物に陽性反応を示したとして、80試合の出場停止処分を科した。

MLBによれば、サンタナは筋肉増強作用がある禁止薬物ボルデノンに陽性反応を示したとのこと。同投手は2018年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けており、昨年は全休。今季の春季キャンプではオープン戦でリリーフ登板し、5回無安打とするなど復帰に向けて前進していた。

パイレーツのベン・チェリントンGMはこの処分を受け「残念だ」とコメント。新型コロナウイルスの感染拡大により2020年は開幕が遅れ、レギュラーシーズンは60試合に短縮された。これに伴い、サンタナの年俸は58万1500ドル(約6100万円)から、21万5370ドルへと減額されたが、今回の処分により同投手はこれをすべて失うことになる。(AP)