二刀流復活は波乱の幕開けとなった。エンゼルス大谷翔平投手(26)が、アスレチックス戦で1回途中3安打5失点、3四球で降板。プロで初めて1死もとれずに今季初黒星を喫した。

▼大谷が1死も奪えず降板。日本選手が先発して0/3回は02年大家(エクスポズ)が4月17日カブス戦で打者6人に5安打、1四球(6失点)で降板して以来、18年ぶり2度目。日米を通じ、これまで大谷の先発最短降板は日本ハム時代の17年7月12日オリックス戦で、1回1/3、2安打、3四球、4失点だった。

▼大谷の1試合5失点は大リーグ通算11試合目でワースト。過去最多失点は18年4月24日アストロズ戦の4点。1イニング5失点は日本ハム時代の4度に並び、プロ入りワースト。

▼1試合の最速152キロは日米を通じ自己最低となった。これまで最も低い数字はプロ1年目の13年に2試合記録した153キロ。

▼大谷の3者連続与四球は、13年9月26日ロッテ戦の1回にブラゼル、サブロー、福浦を歩かせて以来、プロ入り2度目。