5回にレッズが1点を奪われ、その後8回表まで両者に点が入らないという投手戦の展開となったこの試合だが、ブレーブスは8回裏に指名打者のマルセル・オズナとアダム・デュバル左翼手がそれぞれ2ランを放って4点を追加。レッズは2戦連続無得点でシリーズ敗退を喫した。

MLB公式サイトによると、プレーオフで1点も奪えないまま敗退するチームが出たのは、メジャー史上初めて(1試合決着の場合を除く)。レッズのデービッド・ベル監督は「ひどい気分だ。ずっと競い続け、戦い続け、すべてをささげて1年間取り組み、そして敗れた。気を楽にするような言葉など存在しない」と落胆を口にした。

エウヘニオ・スアレス三塁手も「今はすごく悲しい。ここで2連敗するなんて考えたこともなかった。アトランタではもっといい戦いができると思っていた。でもこれが現実。僕らは昨日、多くの得点機を逃した。今日も同じことをしたと思う」と肩を落とした。

レッズはポストシーズン開幕から連続22イニングで点が奪えず、メジャー最長の無得点記録という不名誉を負うことに。「1番左翼」で出場したレッズ秋山翔吾外野手は、4打数無安打に終わった。