卓越した打者をファン投票などで選出するハンク・アーロン賞について、2020年の最終候補者が15日に各リーグから7人ずつ発表された。ア・リーグからはマイク・トラウト外野手(エンゼルス)やホセ・アブレイユ内野手(ホワイトソックス)、ナ・リーグからはフレディ・フリーマン内野手(ブレーブス)やフアン・ソト外野手(ナショナルズ)などが選出された。MLB公式サイトが伝えている。

昨年に同賞を受賞したトラウトは、今季も打率2割8分1厘、OPS(出塁率+長打率)9割9分3厘、17本塁打、46打点、41得点とMVP級の活躍を見せ、OPSではリーグ2位タイ、本塁打と打点では3位タイ、得点では4位タイで、長打率は4位。アブレイユは安打(76)、長打率(6割1分7厘)でリーグトップ、打点(60)と塁打数(148)はメジャー最多を記録した。ア・リーグからはそのほか、ネルソン・クルーズ指名打者(ツインズ)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(ブルージェイズ)、DJ・ルメーヒュー内野手(ヤンキース)、ブランドン・ロー内野手(レイズ)、ホセ・ラミレス内野手(インディアンス)が選ばれている。

ナ・リーグでは、今季に打率3割4分1厘、OPS11割2厘、13本塁打、53打点、メジャートップの51得点と23二塁打をマークし、MVPの有力候補とみられているフリーマンや、ナ・リーグ首位打者に輝き21歳にしてメジャー最高の打者の1人であるソトのほか、ポール・ゴールドシュミット内野手(カージナルス)、ブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)、マニー・マチャド内野手(パドレス)、コーリー・シーガー内野手(ドジャース)、ドミニク・スミス内野手(メッツ)が名を連ねた。昨年受賞のクリスチャン・イエリチ外野手(ブルワーズ)はファイナリストに入っていない。