レッドソックスの指揮官に復帰したアレックス・コーラ監督が10日、お披露目会見に臨み、スキャンダルへの関与について謝罪。こんな日が来るとは思わなかったと語り、二度と過ちは犯さないとの決意を示した。

コーラ監督は2018年から19年まで同球団で監督を務め、18年にはチームをワールドシリーズ制覇に導いた。だが、17年にアストロズでベンチコーチを務めていた際にサイン盗み問題へ関与したことが問題となり、大リーグ機構(MLB)から今季中の活動停止を命じられ、今年1月に退任していた。

コーラ監督は「つらい1年だった。不純な動機のせいで自宅で過ごすことになった。そのことについて謝罪したい。私は罰を受け、それに従った。レッドソックスを厳しい状況に追い込んでしまった。そのことについて、申し訳なく思っている」と話した。

球団を離れた当初は、復帰のことなど考えられなかったというコーラ監督。二度目のチャンスが与えられたことに対し「まさかこんな日が来るとは思わなかった」と述べ、「MLBはかつての不正行為を一掃し、見事な仕事をした。一線を越えることがあってはならない」と決意を示した。一方で「監督として、選手たちにはスコアボードを読み、投手と捕手の意図を読むため、できる限りのことをさせる。それは野球の一部だ。そこは追求していくつもりだ」と述べた。(AP)