ナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得したフリーエージェント右腕トレバー・バウアー投手が、大学時代のチームメートでもあるヤンキースのエース右腕ゲリット・コール投手との確執は「過去のものだ」と語り、ヤンキースへの移籍も選択肢のひとつだとしている。

コールとバウアーはともにカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)でプレーし、2011年のドラフトではコールが全体1位、バウアーが全体3位で指名された。しかしバウアーが米人気雑誌「スポーツ・イラストレイテッド」に語ったところによると、コールからトレーニングを巡ってチームメートの前で批判された過去があるなど、両者の関係はよくなかったという。

しかし、バウアーはサイ・ヤング賞獲得後の会見で「ゲリットに含むところは何もない。お互いに大学時代とは違うし、10年近く前のことだ」とコメント。そのうえで「最後には勝ちたい、負けるのは嫌いだ」というバウアーはヤンキースが来季のア・リーグで優勝できるチームだと高く評価し、ヤンキースとの契約も考慮するという。