メジャーリーグ機構(MLB)は16日、黒人選手たちがプレーした通称「ニグロリーグ」の記録をMLBの公式記録として認定する意向を明らかにした。

具体的には1920年から48年に7つのニグロリーグでプレーした約3400人の選手たちをメジャーリーガーと認定し、彼らの残した記録をMLBの歴史の一部として加えるというもの。

これによりMLBの通算記録ランキングは大きく塗り替えられることになり、一例としてはニグロリーグ歴代最多の238本塁打、通算打率3割6分5厘のジョシュ・ギブソンらが打率トップ10に入ることで、テッド・ウィリアムズやベーブ・ルースといったMLBの殿堂入り打者たちが10位以下に落ちることになる。

またMLB歴代6位の通算660本塁打を放ったウィリー・メイズは1948年にニグロリーグでプレー経験があるため、今回の決定で通算記録が変更される。