エンゼルス大谷翔平投手(26)がメジャートップタイとなる7号決勝ソロ本塁打を放ち、チームの連敗を4で止めた。2-2の同点の8回、アストロズ2番手の右腕ガルシアの外角直球を捉え、中堅右へ運ぶ豪快な1発。「投げ損じのまっすぐだと思うんですけど、変化球来るかなと思っていたので、ちょっとびっくりした感じでしたけど、いい感じで(打球が)上がってくれたので良かったかなと思います」と振り返った。

好投していた先発バンディが7回に同点に追いつかれた。2番手の新人右腕ロドリゲスはピンチを背負いながら、粘りの投球で無失点。大谷は「追いつかれたので、(塁に)出ることだけ考えていきました」と、先頭打者で出塁を心掛けていた。同点とされた直後に飛び出した貴重な勝ち越し弾に、一塁を回ってから左手でベンチを指さし、喜びを表現。チームをもり立てた。

この日は5打数1安打1打点。2試合連続アーチで、ここ5試合では3本塁打を放っている。打撃の状態について「打ち取られている打球もまぁまぁいい打球が多いので、見え方も悪くないですし、全体的にはいい打席がここ何試合かで続いているかなと思います」と手応えを口にした。

終盤で貴重な決勝弾を放ち、新人ロドリゲスにはメジャー初勝利をプレゼント。連敗中だったチームを勢いづけ、翌26日(日本時間27日)のレンジャーズ戦先発に臨む。投打のリアル二刀流で出場意欲を見せている大谷について、マドン監督は「私はやらせたいと思っているが、それができるだけのベンチ要員がいるか。もう少し考えなくてはいけないが、彼を明日打たせないとするのは難しい」。ゴーサインがでれば、今季2度目のリアル二刀流で約3年ぶりの復活星を目指す。