エンゼルスは今季最初の「フリーウェイ(Freeway=高速道路)シリーズ3連戦に臨む。ともにロサンゼルスを本拠地にするドジャースと伝統の交流戦。エンゼルスが昨季まで70勝60敗でリード。エンゼルス大谷翔平投手(26)は「2番DH」で先発し、昨季ワールドシリーズ「胴上げ投手」の先発左腕フリオ・ウリアス(24)と対戦する。大谷の「刺客」、ウリアスのプロフィルを紹介する。

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1996年8月12日、メキシコ出身。14歳のとき、ドジャースのレジェンド左腕フェルナンド・バレンズエラを発掘したマイク・ブリトー・スカウトに見いだされ、16歳の誕生日に合わせて契約。2016年に初昇格。ここまで通算16勝7敗、防御率3・16。今季年俸360万ドル(約3億9600万円)。

昨季ポストシーズン(PS)で大ブレーク。公式戦は11試合(10先発)で3勝0敗だったが、PSでは6試合に登板し4勝1セーブ。1試合制のワイルドカードシリーズで勝ち投手、ともに第7戦までもつれたリーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズとも最終戦の好救援で勝利投手になり、32年ぶり世界一の大原動力になった。

今季もここまで4勝0敗、防御率2・87と好調。150キロ前後ながらフォーシームに切れがある。けん制がうまく、1年目に同年メジャー全体でもトップの6人をアウトにした。