ダイヤモンドバックスがジャイアンツにまさかの逆転負けを喫し、敵地21連敗でメジャー史上ワースト記録まであと1試合となった。

4月25日のブレーブス戦を最後に敵地で勝利がないチームは、2回までに7得点。今日こそは連敗を止めるかと思われたが、直後に3点を返され、そのまま互いに得点を追加し8-5で8回裏に突入。

3番手左腕マンティンプリーがマウンドに上がり、まずは連打で走者一、二塁のピンチを招いた。そこから左飛と二ゴロで2アウトを取ったところで、4番手右腕カステラノスに交代。1人目の代打カサーリに四球を与え、打席にはここまで今季6本塁打の2番ヤストレムスキー。カウント1-2と追い込んだが、5球目の内角低めチェンジアップを捉えられ、打球はそのまま右翼スタンドを越え、サンフランシスコ湾に吸い込まれた。試合終盤での逆転グランドスラムに、球場は大歓声に包まれた。

9回は守護神ロジャーズに3人で抑えられゲームセット。ダイヤモンドバックスは12連敗を喫し、ここ40試合で35敗目。今季20勝48敗で地区首位ジャイアンツとは22・5ゲーム差となった。敵地では21連敗で、43年アスレチックスと63年メッツが記録したメジャーワースト記録まであと1試合。ジャイアンツとのカードは残り2試合となっている。