エンゼルス大谷翔平投手(27)が真っ向勝負で大記録を阻止した。

通算500号本塁打へあと1本と迫るタ軍の主砲ミゲル・カブレラ内野手(38)と対決する際には、毎打席、直前に球審が刻印入りの特別球と交換。敵地ファンが総立ちでスマートフォンを構えるなど、異様な雰囲気の中での対決となった。第1打席こそ左前打を浴びたものの、その後の2打席は三ゴロ、空振り三振。「すばらしい打者ですし、人としてもすばらしい方。記念のソロ1本くらいなら打たれてもいい、と思えるくらいですし、尊敬されている選手。(500号は)個人的にも早く見たいと思います」。

僅差だったこともあり、各球種を効果的に織り交ぜ、長打を許さない配球に終始した。「ファンから期待されている中で、やっぱり打ちづらさは普通の打席よりもあると思うので、少し助けられた部分はあったと思います」と、抑えても謙虚に話していた。