パイレーツ筒香嘉智(29)が27日(日本時間28日)、カージナルス戦に「6番右翼」でスタメン出場。昨年9月18日以来、メジャー2本目の三塁打を放つなど、3打数1安打1打点だった。5回無死二塁の第2打席、先発左腕ハップの外角スライダーを中堅フェンス際まで運び、三塁まで激走。際どいタイミングでもありチャレンジとなったが、当初の判定通り、セーフとなった。

この日は、かつてピッツバーグに本拠地を置いたニグロリーグ「グレイズ」のユニホーム姿で、メジャーで初めて右翼で出場した。ファウルの目測を誤り、観客席に飛び込んだり、クッションボールに戸惑う場面もあった。それでもパ軍移籍後は、8安打中7本が長打(本塁打4、三塁打1、二塁打2)と長打力を披露。筒香の勝負強さを評価するシェルトン監督は「ここ(右翼)はチャレンジする場所。これから慣れていけばいい」と、他のポジションを含め今後も右翼で起用する可能性を示した。