パイレーツ筒香嘉智外野手(29)が、2試合連続でチームの勝利に貢献した。15日(日本時間16日)、レッズ戦に「2番右翼」で出場し、3打数2安打2打点。まずは2点を追う3回1死二塁の第2打席、右腕グティエレスの外角カーブを捉え、左中間への適時二塁打を放った。反撃の口火を切り、チームはこの回3得点で逆転した。

1点リードの4回2死三塁の第3打席は、左腕ウィルソンの初球の内角直球を捉えて中前へ運び、貴重な追加点を挙げた。前日も2打点を挙げ、打線の中軸として連日の活躍。中堅から左方向へ状況に応じた打撃を見せる筒香についてシェルトン監督は「メジャーでの経験はそれほど多くないが、彼は長い間、日本で好打者だった。どうやってヒットを打つか分かっている」と高く評価した。

この日は、パ軍で通算3000安打を放ち、72年に慈善活動中の飛行機事故で死去したロベルト・クレメンテ氏の功績をたたえる「ロベルト・クレメンテ・デー」として、チーム全員が背番号「21」を着用。8回に同点に追いつかれたが、9回にサヨナラ勝ちを収めた。特別な日の試合で筒香もチームの主軸として、存在感抜群の活躍を見せた。