「2桁勝利&2桁本塁打」を狙うエンゼルス大谷翔平投手(27)の次回登板の有無が注目されている。26日(日本時間27日)のマリナーズ戦後、マドン監督は「まだ話し合っていない。(GMの)ペリーやショウヘイとも話して、様子を見て決める」と明言を避けた。中6日なら10月3日(同4日)シーズン最終戦(対マリナーズ)登板の可能性を残す。

白星を挙げればベーブ・ルース以来103年ぶりの偉業達成となるのはもちろんだが、ほかにも注目ポイントはある。大谷は現在9勝2敗で、防御率は3・18。仮に最終戦で8回を無失点に抑えれば、防御率は2点台(2・99)まで下がる。規定投球回数に達していないものの、この数字はア・リーグ2位に相当し、16勝を挙げているヤンキース・コールの現在の防御率3・08よりもいい。

また9回あたりの奪三振数を示す「K9」も現在10・77で、これはリーグ4位に相当。最終戦の内容次第でさらに良化する。

45本塁打を放つ打者としても、タイトル獲得の可能性を残しており(トップのゲレロ、ペレスに1本差)、最終戦は投打で歴史的な1日になる可能性がある。